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<title>心は錦。</title>
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<title>「注文の多い料理店」の疑問点</title>
<description> 疑問に思う点を探しながら何度も読み返したら、物語の中の全てが疑問に思えてきた。全てが少しだけズレているように思えてならない。　そのなかでも毎回ひっかかるのは、「風がどうと吹いてきて、葉はざわざわ、木の葉はかさかさ、木はごとんごとんと鳴りました。」という部分である。この描写は物語の中に二回出て来る。一回目の「どう」という風の後では、二人は横っ腹が痛くなったり、歩くのが嫌になり、結局食べられそうになる
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<![CDATA[ 疑問に思う点を探しながら何度も読み返したら、<br />物語の中の全てが疑問に思えてきた。<br />全てが少しだけズレているように思えてならない。<br />　そのなかでも毎回ひっかかるのは、<br />「風がどうと吹いてきて、葉はざわざわ、木の葉はかさかさ、木はごとんごとんと鳴りました。」<br />という部分である。<br />この描写は物語の中に二回出て来る。<br />一回目の「どう」という風の後では、二人は横っ腹が痛くなったり、歩くのが嫌になり、結局食べられそうになる。<br />二回目に「どう」と風が吹いた後には、連れの猟師に発見され、元気づいて団子まで食べたりする。<br />つまり、この「どう」と吹く風は、何かの始まりと終わりの合図であるはずだ。<br />しかし、どうして風なのか。<br />風は、誰かが吹かせることの出来るものではない。<br />「吹く」ものであるはずだ。<br />風が吹くということは、地球が回ることと同じくらい自然的なことで、そこに意味のあることではないと私は思う。<br />しかし、この物語に出て来る風にはどうも意味があるようだ。<br />ならば、何が風に意味を持たせたのか。<br />そして、何故あの二人はそれに少しも気付かなかったのか。<br />そもそも「どう」と鳴り、木をごとんごとんと鳴らしたものは、本当に風だったのだろうか。<br />風には、姿も色もにおいもないから、私達の肌の上を転がり、木々を揺らす目に見えない物は、全て「風」だと認識するしかない。<br />しかし、それはときによっては目に見えない怪物の吐く息かもしれないし、目に見えない何かが目の前を駆け抜けているのかもしれない。<br />シロクマの様な犬がめまいを起こしてしまう程の山奥ならば、こんな話だっておかしくはないはずだ。<br />ならば、私が合図だと読み取った、「どう」と鳴り、木をごとんごとんと鳴らしたものは何だったのだろうか。<br />ヒントを探そうと、いくら読み返しても余計にわからなくなってしまう。 ]]>
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<dc:subject>文芸研究実習１</dc:subject>
<dc:date>2005-05-23T17:36:53+09:00</dc:date>
<dc:creator>ｍａｙｕｃｏ</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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